2026年、世界経済の主役は「トランプ氏」と「AI」であり続ける

FP
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2026年の世界経済を見渡すと、二つの存在が強い影響力を持ち続けています。一つは再び大統領に就任したトランプ氏、もう一つは世界的な投資テーマとして定着した人工知能(AI)です。
政治とテクノロジーという性質の異なる二つの要因が、金融市場・雇用・国際秩序にまで波及し、先行きの不確実性を高めています。本稿では、2026年の経済と市場を読み解くために、この二つの軸を整理します。

トランプ政権と市場の不安定さ

2026年は米国にとって建国250周年という節目の年ですが、政治の現実は祝賀ムードとは程遠い状況です。トランプ政権は同盟関係や国際秩序よりも国内優先を前面に出し、外交・安全保障政策において予測困難な行動を取る可能性があります。
市場にとって最大の関心事は、政権が物価対策をどのように進めるかです。中間選挙を控える中で、短期的な景気刺激策が打ち出される期待がある一方、財政や金融への過度な介入は、かえって市場の信認を損ねかねません。
特に金融政策の独立性が揺らげば、ドル・株式・債券が同時に売られる局面も想定されます。トランプ政権の政策運営は、2026年も市場変動の大きな要因であり続けます。

地政学リスクと投資環境

中国を巡る緊張や欧州政治の不安定化など、地政学リスクも依然として重くのしかかっています。これらは直接的な軍事衝突に至らなくとも、企業活動や投資マネーの流れに影響を及ぼします。
2026年の市場環境は、明確な成長シナリオよりも「どこでリスクが顕在化するか」を見極める姿勢が重要になります。

AIはブームから構造変化へ

一方で、AIは一過性のブームを超え、世界経済の構造を変える段階に入っています。2025年以降、米国以外の国・地域でも高性能AIが登場し、AI関連投資はグローバルに広がりました。
この結果、株式市場では米国一極集中が緩和され、日本や欧州、アジア市場が相対的に注目を集める局面も見られました。
もっとも、AI関連株の評価は既に高水準にあり、過度な期待が先行する局面では調整も避けられません。実際に、AI関連企業を巡る信用リスク指標の動きからは、投資家の警戒感も読み取れます。

AIがもたらす光と影

AIは生産性向上と収益拡大をもたらす一方で、人員削減や雇用構造の変化を加速させます。企業にとっては競争力強化の武器ですが、社会全体では雇用不安という課題を伴います。
この「光と影」は、今後の経済政策や社会保障制度の設計にも影響を与える重要な論点です。

結論

2026年の世界経済は、トランプ氏の政治判断とAIの進展という二つの不確実要因に大きく左右されます。短期的には市場の変動が大きくなりやすく、長期的にはAIによる構造変化が進行します。
重要なのは、政治イベントに振り回され過ぎず、AIが実際に生産性や収益に結びついているかを冷静に見極める視点です。2026年は、期待と警戒が同時に求められる一年になるでしょう。

参考

・日本経済新聞「今年も主役はトランプ氏とAI」


という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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