第6回:周辺機器の選び方 作業効率が劇的に変わるモニター・キーボード・マウス・USB-Cハブ

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パソコンの使い心地は、本体そのものより “周辺機器” で大きく変わります。
特に在宅勤務・勉強・副業・事務作業では、

  • モニターの大きさ
  • キーボードの打鍵感
  • マウスの握りやすさ
  • USB-Cハブやドッキングステーションの有無

これらが毎日の作業効率や疲れやすさに直結します。

この記事では、初めて周辺機器を選ぶ人でも失敗しないように、用途別の最適な周辺機器の選び方をわかりやすく整理します。

1. モニターの選び方:最も効果が大きい投資

大画面モニターは「作業効率を30〜50%上げる」と言われるほど影響が大きい周辺機器です。

■ 基本の選び方

  • サイズ:24〜27インチが最適
  • 解像度:フルHDより“WQHD(2560×1440)”がおすすめ
  • パネル:IPSパネルが最も見やすい
  • 高さ調整(スタンド機能):必須

■ 在宅勤務で最も多い組み合わせ

  • ノートPC + 27インチ外付けモニター
    → 画面領域が増え、資料作成・会議・Excelが圧倒的に快適。

■ 動画編集や写真編集向け

  • 27インチ
  • 解像度 4K
  • 広色域(sRGB・DCI-P3対応)

■ 予算目安

  • 一般作業:2〜3万円
  • クリエイティブ:4〜8万円

2. キーボードの選び方:長時間作業なら軽快さを重視

■ 大きく分けて2種類

  • メンブレン方式(一般的なキーボード):静かで安い
  • メカニカル式(打鍵感がしっかり):疲れにくく長持ち

■ 初心者におすすめのタイプ

  • キーピッチ(キーの間隔)が 19mm 以上
  • 押しやすいストローク
  • 角度調整できるもの
  • テンキーなし(省スペース)またはテンキーあり(経理・数字多用)

■ ノートPC+外付けキーボードは必須級

  • 目線が上がり姿勢が良くなる
  • ノートのキーボードより指に優しい
  • USB・Bluetoothのどちらでも可

3. マウスの選び方:手のサイズと持ち方が重要

■ 3つの持ち方

  • かぶせ持ち:手全体で包む → 中型〜大型マウス
  • つかみ持ち:指+手のひら → 中型マウス
  • つまみ持ち:指のみ → 小型マウス

■ 選び方のポイント

  • 手の大きさに合ったサイズを選ぶ
  • Bluetooth接続が便利
  • 静音クリックが家庭・職場で使いやすい

■ 在宅勤務向け

  • ロジクール(Logitech)やエレコムの静音モデルが人気
  • トラックボールも肩こり軽減に有効

4. USB-Cハブ・ドッキングステーション

ノートPCのUSB-Cポートは数が限られています。
特にMacBookや薄型Windowsは、ハブがあると便利です。

■ ハブの基本機能

  • USB-A(従来端子)
  • HDMI(外部モニター出力)
  • SDカードスロット
  • USB-C給電(PD対応)

■ おすすめ構成

  • 4K出力対応のUSB-Cハブ
  • ノートPC充電対応(PD100W〜)
  • 机の配線整理ができる“ドッキングステーション”も便利

■ 注意点

  • 安価な製品は発熱しやすい
  • MacBookのM1/M2世代は“外部モニター1枚制限”がある(Proは制限なし)

5. 外付けSSD/HDD:容量不足を簡単に解決

■ SSDが圧倒的に速くおすすめ

  • 写真・動画・資料の保存に最適
  • USB-C接続で高速
  • 1TBが1万円台

■ HDDは以下の場合のみ

  • 大容量(4TB以上)のバックアップ用
  • コスパを重視したい場合

6. Webカメラ・マイク・スピーカー

デスクトップPCやモニターを使う場合、内蔵されていないことがあります。

■ Webカメラ

  • 解像度1080p(フルHD)以上
  • オートフォーカスがあると見やすい

■ マイク

  • ノイズキャンセリング対応
  • 会議が多い人は“単一指向性”や“集音マイク”が快適

■ スピーカー

  • デスクトップ向けは2〜5千円台で十分
  • 音楽鑑賞は外付けスピーカーやヘッドホンが有効

7. モニターアーム・ノートPCスタンド

作業姿勢が劇的に良くなり、疲労が軽減します。

■ モニターアーム

  • 画面を目線の高さに調整できる
  • 机のスペースが増える
  • 姿勢が改善され肩こりが減る

■ ノートPCスタンド

  • タイピング姿勢が改善
  • 排熱効果が向上

8. 予算別:揃えておきたい周辺機器セット

■ 1万円以内

  • 外付けマウス
  • キーボード
  • ノートPCスタンド

■ 2〜3万円

  • 24〜27インチモニター
  • マウス
  • キーボード

■ 5万円〜

  • 4Kモニター
  • モニターアーム
  • 高品質キーボード
  • トラックボールマウス
  • USB-Cドッキングステーション

必要なものから順に整えるだけで十分です。


終章:周辺機器は“費用対効果が最も高い”投資

パソコン本体よりも、周辺機器が作業の快適さを大きく左右 します。

  • モニターを1台置くだけで作業効率が大幅アップ
  • 外付けキーボード・マウスで姿勢改善
  • ハブや外付けSSDで拡張性向上
  • モニターアームで疲れにくい環境に

小さな投資で、使い心地は大きく変わります。
在宅勤務・副業・学習・写真編集など、どんな用途でも“周辺機器の整備”が満足度を高める鍵です。

出典

・主要メーカー(Logitech/Apple/Dell/HP/BenQ/LG)の製品仕様
・在宅勤務推奨環境ガイドライン
・PC周辺機器レビュー・比較データ


という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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