アクティブETFは、万能な投資商品ではありません。
インデックス中心の人にも、テーマ投資が好きな人にも、それぞれ適した使い方があります。
本記事では、投資家タイプ別に「どう使うと効果的か」を整理します。
1. インデックス中心の堅実派
インデックス中心の人にとって、アクティブETFは「補助的な役割」が適しています。
- 資産全体の5〜20%の範囲
- 成長テーマを少額から取り入れる
- 長期前提でリスクを抑えて使う
オルカン+アクティブETFという組み合わせは、ポートフォリオに“アクセント”を加える感覚です。
2. テーマ投資が好きな積極派
AI、ヘルスケア、エネルギーなどに興味がある人にとって、アクティブETFは情報収集の手間を減らせる選択肢です。
- 個別株よりリスクを抑えつつテーマ投資ができる
- 銘柄選定をプロに任せられる
- 世界の成長テーマに分散できる
自分で個別株を選ぶより失敗リスクを減らせるのが魅力です。
3. タイムリーに売買したい人
ETFなので、価格変動に合わせた機動的な売買が可能です。
- 取引時間中にリアルタイム売買
- 市場変動に合わせてリスク調整
- 投信ではできないスピード感
短期目的ではなく、中期スパンでの調整に向いています。
4. 投資初心者には向く?
初心者には「まずインデックス」が基本ですが、次のような人には向きます。
- すでにインデックス投資を始めている
- 投資に対する理解がある
- リスクとコストを理解したうえで使いたい
最初からアクティブETFだけで組むのはおすすめしません。
結論
アクティブETFは、投資経験や目的によって使い方が大きく変わります。
「すべてを任せる投資」ではなく、「インデックス+αの戦略」として捉えることがポイントです。
第4回では、SBIが参入する意味と、日本市場への影響 を解説します。
出典
・ETF市場資料
・米国ETF動向
・国内投信販売データ
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
