2026-02

税理士

今後の税制改正はどこに向かうのか― 令和8年度与党税制大綱「検討事項」から読み解く ―

税制改正大綱というと、どうしても「来年度から何が変わるのか」に目が向きがちです。しかし、実務や家計にとって本当に重要なのは、大綱の中に書かれている「今後の検討事項」です。ここには、次の税制改正で何が俎上に載るのかという政策の方向性が、はっき...
税理士

中小事業者が知っておきたい 自動ダイレクト納付を使う際の注意点

電子申告と同時に納付まで完了する「自動ダイレクト納付」は、納付忘れを防ぎ、事務負担を軽減できる便利な仕組みです。国税では e-Tax、地方税では eLTAX において導入・拡充が進められています。一方で、「自動」という言葉の印象から、内容を...
税理士

eLTAXとe-Taxの自動ダイレクト納付は何が違うのか 国税と地方税、仕組みと実務の比較整理

令和10年4月から、地方税の電子申告システムである eLTAX にも自動ダイレクト納付が導入される予定です。すでに国税では e-Tax において同様の仕組みが運用されており、今回の改正は「国税と地方税の電子納付の差」を縮める動きといえます。...
税理士

eLTAXにも自動ダイレクトが導入へ 令和10年4月開始予定、地方税の納付はどう変わるのか

国税分ではすでに当たり前になりつつある「申告と同時に自動で納付が完了する仕組み」が、いよいよ地方税にも広がります。令和8年度税制改正大綱では、eLTAXにおける自動ダイレクト納付の導入が明記され、令和10年4月からの利用開始が予定されていま...
税理士

教育資金一括贈与の非課税措置は2026年3月末で終了 駆け込み適用は可能だが「手続き期限」に要注意

教育資金の一括贈与に対する贈与税の非課税措置が、令和8年3月31日で終了します。8年度税制改正大綱では、期限までに拠出された金銭等については引き続き非課税措置を適用できるとされており、いわゆる「駆け込み適用」は制度上可能です。もっとも、実務...
FP

資産運用の相転移とは何か―増やす運用から、守る運用へ切り替わる瞬間―

資産運用というと、「長期・分散・積立」という言葉が定番の考え方として語られます。しかし、同じ運用手法を一生続けてよいのかと問われると、必ずしもそうとは言えません。人生のある時点を境に、資産運用の目的そのものが非連続的に変化する局面があります...
FP

女性活躍がVC業界を変えるとき――女性起業家・スタートアップは何が変わるのか――

ベンチャーキャピタル(VC)業界で女性の存在感が高まりつつあります。投資担当者に占める女性比率は上昇し、女性が設立・主導するVCも増えてきました。この変化は、VC業界内部の多様性確保にとどまらず、資金調達を行う側である女性起業家やスタートア...
FP

仮想通貨に求められるサイバー対策の新段階――金融庁方針案から読み解く投資家保護の方向性

暗号資産(仮想通貨)をめぐるサイバー攻撃は、もはや例外的な出来事ではありません。国内外で多額の流出事件が相次ぎ、仮想通貨市場そのものへの信頼を揺るがす事態が続いています。こうした状況を受けて、金融庁は2026年2月、暗号資産交換業者に対する...
政策

消費税減税の財源として日銀ETFは本当に妥当か―「使えそうな資産」と「使ってよい財源」は違う ―

消費税減税を巡る議論では、常に「財源をどうするのか」が最大の論点になります。近年、その候補としてたびたび浮上するのが、日本銀行が保有する上場投資信託(ETF)です。時価約95兆円、含み益も巨額と聞けば、減税の原資に使えそうだと感じるのも無理...
政策

日銀ETFは「国の埋蔵金」なのか― 売却を巡る政治・財政・中銀の緊張関係 ―

日本銀行が保有する上場投資信託(ETF)の売却が始まりました。保有残高は時価で約95兆円に達し、含み益や分配金収入の大きさから、これまでもたびたび「国の埋蔵金」と呼ばれてきました。とりわけ最近は、消費税減税の財源や政府系ファンド構想と結びつ...