2026-02

税理士

簡易課税と原則課税の判断軸― 消費税の選択は「有利不利」だけで決めてよいのか ―

消費税の実務で、もっとも判断に悩む場面の一つが「簡易課税か、原則課税か」という選択です。どちらを選ぶかによって納税額は大きく変わります。しかも、一度選択すると原則として2年間は変更できません。単年度の有利不利だけで判断すると、後から思わぬ不...
税理士

消費税はなぜ「税理士泣かせ」なのか― 賠償件数最多という現実から考える実務リスク ―

消費税は、法人税や所得税と並ぶ基幹税目ですが、実務の現場では「最も神経を使う税目」と言われることが少なくありません。最近の報道では、税理士の職業賠償責任保険の支払件数のうち、消費税が税目別で最多となっていることが明らかになりました。仮に食品...
FP

高額療養費制度は今後どう変わるのか――制度改正の論点整理

高額療養費制度は、日本の公的医療保険制度の中核をなす負担調整の仕組みです。1か月の医療費が高額になった場合でも、自己負担額に上限を設けることで、家計の急激な圧迫を防ぐ役割を担っています。しかし、少子高齢化の進展と医療費の増加を背景に、この制...
FP

入院が月をまたぐと負担はどう変わるか――高額療養費制度の実例整理

入院が決まったとき、治療内容と同じくらい気になるのが医療費の総額です。高額療養費制度があるから安心、と言われますが、実務では「入院が月をまたぐかどうか」で自己負担額が大きく変わることがあります。制度は月単位で設計されているためです。本稿では...
FP

高額療養費制度の所得区分と自己負担限度額を整理する

医療費が高額になったとき、最終的な自己負担額を左右するのが「所得区分」です。高額療養費制度は、すべての人が同じ上限額になるわけではありません。収入や年齢によって区分が分かれ、自己負担限度額が異なります。制度の仕組みを正確に理解していないと、...
FP

限度額適用認定証と事前申請の実務――高額療養費を「後から」ではなく「最初から抑える」

入院や手術が決まったとき、多くの方が気にされるのは「いったんいくら支払うのか」という点です。高額療養費制度は、一定額を超えた自己負担分が後日払い戻される仕組みですが、実務上は一時的に多額の資金を用意しなければならないケースもあります。そこで...
FP

医療費控除と高額療養費制度の関係を整理する

医療費が高額になった年は、「高額療養費で戻ってきた分はどう扱うのか」「医療費控除と二重に使えるのか」といった疑問が生じます。いずれも家計に直結する制度ですが、仕組みと計算方法が異なるため、混同すると誤った申告につながります。本稿では、医療費...
税理士

医療費控除の境界線――治療目的でどこまで認められるのか

確定申告の時期になると、「これは医療費控除の対象になりますか」という質問が増えます。特に最近は、マイナポータル連携により保険診療分のデータ取得が容易になった一方で、自由診療や市販薬、保険金との関係など、判断に迷うケースも多く見られます。医療...
FP

短期売買利益返還制度と「保有」の範囲をどう考えるか

上場会社の株式をめぐり、短期志向の投資家が持分割合5%、さらに10%を超えて取得する事例が増えています。企業統治や資本市場の健全性を考えるうえで、こうした大口保有の動きは無視できないテーマです。とりわけ問題となるのが、金融商品取引法上の「短...
効率化

AI専用端末は「スマホの次」になるのか ― アップル参入が意味するもの

生成AIの進化は、もはやソフトウェアの枠を超え、ハードウェアの再定義にまで及び始めています。スマートフォンが生活の中心となって約15年。次の主役は何か。その問いに対し、アップルが動き始めたとの報道が出ました。眼鏡型、ペンダント型、イヤホン型...