2026-02

FP

金融所得課税の一体化は実務に何をもたらすか――制度理念と現場対応の交差点

金融所得課税の「一体化」は、税制改正の議論のたびに浮上する論点です。株式、投資信託、債券、デリバティブなど、商品ごとに異なる課税区分や損益通算の範囲を整理し、横断的に整合させる構想です。理念としては、税負担の公平性や中立性の確保、課税ベース...
FP

シン・富裕層と金融所得課税の再設計――「資本を回す力」を損なわず、公平性をどう作り直すか

起業や投資で得た資本を、次のスタートアップや社会課題の解決に回す。いわゆる「シン・富裕層」が増えるほど、経済にはリスクマネーが流れ、成長の芽が育ちやすくなります。一方で、資産価格の上昇局面では金融資産の有無が生活の差を広げやすく、金融所得課...
FP

シン・富裕層は日本経済を変えるのか ― 起業とエンジェル投資が生む資本循環

コロナ禍後の資産価格上昇やスタートアップ環境の整備を背景に、日本でも「稼いだ資本を次の成長に振り向ける人たち」が目立ち始めています。従来の相続型の資産家とは異なり、自ら起業し、売却し、得た資金を再びスタートアップへ投じる――。いわば「シン・...
FP

地銀とREITの需給構造―金利上昇局面で何が起きているのか

REIT市場を語る際、価格や利回りに注目が集まりがちですが、実は「誰が売り、誰が買っているのか」という需給構造が、相場を左右する重要な要素となっています。とりわけ近年、存在感を増しているのが地方銀行(地銀)です。金利上昇局面において、地銀と...
FP

個人投資家がREITを見るときの3つの財務指標

不動産投資信託(REIT)は、分配金利回りの高さから個人投資家に人気のある商品です。しかし、利回りだけで判断すると、金利上昇局面では思わぬ価格下落に直面することがあります。REITは「利回り商品」であると同時に、「財務レバレッジを活用した不...
FP

REITはなぜ不動産株に出遅れるのか―金利上昇局面で問われる成長力

不動産市場は活況を呈しています。東京23区のマンション価格は高値圏にあり、デベロッパー株も上場来高値を更新する銘柄が相次いでいます。一方で、不動産投資信託(REIT)は勢いに乗り切れていません。同じ「不動産関連」でありながら、なぜここまで評...
効率化

AIは評価指標になる時代へ――昇進条件に組み込まれる「利用実績」の意味

企業におけるAI活用は、もはや「導入するかどうか」の段階を過ぎ、「どれだけ使いこなしているか」を問う段階に入っています。米国の大手コンサルティング企業アクセンチュアが、AIの利用状況を昇進条件の一つに組み込む方針を明らかにしたとの報道は、そ...
政策

消費減税と積極財政――インフレ税をどう考えるか

2026年2月、高市早苗首相は施政方針演説において、飲食料品を対象とした2年間の消費税減税の早期法案提出を目指す方針を示しました。あわせて「責任ある積極財政」を掲げ、多年度にわたる成長投資や基金活用の拡充も打ち出しています。物価高が続くなか...
FP

共働き時代の「小1の壁」と介護離職 東京都の人材政策をどう見るか

東京都が学童保育や介護分野の人材確保策を大幅に拡充する方針を打ち出しました。家賃補助や処遇改善、資格取得支援などを通じて、いわゆるエッセンシャルワーカーの確保・定着を図るというものです。背景にあるのは、共働き世帯の増加と、育児・介護を理由と...
経営

組織はなぜ「異文化」にアレルギーを起こすのか

大企業とスタートアップの協業がうまくいかない理由は何でしょうか。制度や契約の問題もありますが、より本質的なのは「組織文化の衝突」です。異文化との接触は、新しい価値を生む可能性と同時に、強い摩擦を生みます。この摩擦をどう扱うかによって、組織は...