2026-02

FP

築古マンションと修繕積立金崩壊リスク ― 見えにくい財務危機をどう読むか

築30年、40年を超えるマンションが急増しています。外観はまだ問題なく見えても、内部では修繕積立金の不足という静かなリスクが進行しているケースがあります。修繕積立金は、マンションの将来を左右する「財務の土台」です。本稿では、築古マンションで...
FP

住宅修繕費高騰時代にどう備えるか ― 優先順位と資金計画の再設計

住宅の修繕費が急上昇しています。外壁塗装や屋根修理、水回り交換などの費用はここ数年で2割以上上昇しました。標準的な戸建て住宅では、築後50年間の基礎的修繕費が1500万円近くに達するとの試算もあります。住宅は「購入時」よりも「維持費」が長期...
FP

フラット35の低金利はなぜ実現できるのか―固定型住宅ローンの仕組みを読み解く

住宅ローン金利が上昇局面に入るなか、全期間固定金利型の「フラット35」が改めて注目されています。変動型からの借換も増え、金利水準だけでなく「安心」を求める動きが広がっています。本稿では、フラット35が比較的低い金利を実現できる理由と、その制...
FP

大学学費はNISAで準備できるか―長期運用と元本確保の設計

大学進学にかかる費用は、家計にとって最も大きな教育支出の一つです。物価上昇が続くなか、将来の学費はいくら必要になるのか、どのように準備すべきかという問いは、子育て世帯にとって切実なテーマです。近年は新NISAの恒久化に加え、18歳未満も利用...
FP

日本国債の「確信度低下」が意味するもの――消費税減税と金利の行方

足もとの日本国債市場では、海外投資家のスタンスが微妙に変化しています。積極財政を掲げる政権運営、消費税減税の議論、そして日銀の金融政策正常化。これらが同時進行するなかで、「将来の確信度が低下している」という声が出始めました。本稿では、日本経...
FP

円安是正と株高は両立するのか 内需拡大と産業力強化が分岐点

為替と株価の関係は、日本経済を読み解くうえで重要な視点です。円安が進めば株高、円高になれば株安という図式は、長らく市場の常識とされてきました。しかし足元では、その関係に微妙な変化が見られます。円高方向への修正が進みながらも、日本株は底堅さを...
政策

外為特会・日銀ETFは減税財源になり得るのか

食品消費税の2年間ゼロという政策が打ち出されました。年間5兆円規模とされる減収を、特例公債に頼らずどう賄うのか。議論は「税外収入」に向かっています。候補として挙がるのが、外国為替資金特別会計(外為特会)と日銀保有ETFです。しかし、これらは...
FP

円の「実力」が3分の1に縮んだ意味――実質実効為替レートから考える日本経済の現在地

日本円の「実力」が、この30年でおよそ3分の1に縮んだと報じられました。国際決済銀行(BIS)が公表する実質実効為替レートは、2026年1月時点で67.73(2020年=100)。変動相場制移行後の最低水準を更新しています。1995年4月の...
FP

農業法人化と税務の視点― 若返りの流れを持続可能な経営へつなげるために ―

農家の平均年齢が初めて低下したというニュースは、日本農業にとって一つの転換点を示しています。新規就農や事業承継が進む一方で、経営の安定性や持続可能性をいかに確保するかが重要な課題となっています。その中で注目されるのが「農業法人化」です。本稿...
FP

農業の若返りは本物か― データが示す転換点と持続可能性への課題 ―

2025年、全国の農家の平均年齢が67.6歳となり、比較可能な1995年以降で初めて低下しました。わずか0.2歳の低下ですが、これまで上昇を続けてきた流れが転じたという点で象徴的な出来事です。本稿では、三重県や山梨県の事例を手がかりに、農業...