2026-01

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住宅から考える社会保障の再設計――年金世代・現役世代をつなぐ(総まとめ)

住宅価格の高騰、空き家の増加、医療費・介護費の膨張、社会保障費を巡る対立。一見すると別々の問題に見えるこれらのテーマは、実は一本の線でつながっています。本シリーズでは、「住宅」という視点から、年金世代・現役世代双方が直面している社会保障の構...
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年金世代が語りにくい社会保障本音論――「守られている側」の沈黙

社会保障を巡る議論では、しばしば「現役世代の負担」や「将来世代へのツケ」が語られます。一方で、実際に社会保障を受け取る立場にある年金世代の声は、意外なほど表に出てきません。不満を強く主張するわけでもなく、改革を求める声を上げるわけでもない。...
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社会保障費を減らす発想はなぜ嫌われるのか――「削減」ではなく「転換」の議論へ

社会保障費の増大は、日本の財政を考えるうえで避けて通れないテーマです。高齢化の進展に伴い、医療費や介護費、年金給付は年々増え続けています。こうした状況の中で「社会保障費を抑える必要がある」と言うと、多くの場合、強い反発が生まれます。なぜ、社...
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医療費を抑える一番安い方法は住宅だった――「治す前」にできる社会保障

医療費の増加は、長年にわたって日本の大きな課題とされてきました。高齢化の進展に伴い、医療・介護費は今後も増え続けると見込まれています。そのたびに「負担をどう分かち合うか」「給付をどう抑えるか」という議論が繰り返されてきました。しかし、医療費...
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在宅医療が進まない本当の理由は住宅にある――制度の隙間に置き去りにされた住環境

高齢化が進む中で、国は「可能な限り自宅で暮らし続ける」ことを医療・介護政策の基本方針として掲げてきました。在宅医療や訪問看護の充実は、その象徴です。しかし現実を見ると、在宅医療は期待されたほど広がっていません。医師や看護師の不足、家族の負担...
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住宅政策は医療・介護とどうつながるのか――「住まい」を社会保障として考える

医療、介護、年金は、社会保障の中核として一体で語られることが多い分野です。一方で、住宅政策はこれまで、経済政策や都市政策の文脈で扱われ、社会保障とはやや距離を置いて議論されてきました。しかし、年金世代の生活実態を見ていくと、住宅は医療や介護...
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年金世代に本当に必要な住宅支援とは何か――「買う支援」から「住み続ける支援」への転換

住宅政策というと、これまで長く「住宅を取得する人」を中心に設計されてきました。住宅ローン減税に代表されるように、若い世代が家を買いやすくすることが、住宅支援の主軸だったと言えます。しかし、人口構造が大きく変わり、持ち家率の高い年金世代が社会...
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年金世代から見た住宅ローン減税の違和感――「制度の外側」に置かれているという実感

住宅ローン減税は、住宅取得を後押しする代表的な政策として長く続いてきました。しかし、この制度を年金世代の立場から眺めると、どこか噛み合わない感覚を覚えます。それは「自分たちにはもう関係のない制度だから」という単純な話ではありません。住宅価格...
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住宅ローン減税は誰を救っているのか――住宅価格高騰時代の制度の現在地

住宅価格が高騰する中でも、住宅ローン減税は長年にわたり住宅政策の柱として続いてきました。住宅を取得した人の税負担を軽減し、持ち家取得を後押しする制度として、多くの人に知られています。一方で、住宅価格が大きく変化した現在、この制度が「本当に必...
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空き家税・空室税はどこまで有効か――住宅価格高騰への切り札になり得るのか

住宅価格高騰への対策として、「空き家の活用」が重要であることを前稿で整理しました。その具体策として近年注目されているのが、空き家税や空室税といった新たな課税の仕組みです。使われていない住宅にコストを課すことで、市場への供給を促し、価格上昇を...