2026-01

会計

企業の自社株買い10兆円時代が示す、日本株市場の構造変化

2025年の日本株市場では、日経平均株価が史上最高値を更新する局面が続きました。その背後で、これまで以上に存在感を高めているのが企業による自社株買いです。東京証券取引所の投資部門別売買動向によれば、2025年に事業法人は10兆円を超える株式...
FP

社債を買い始めた宗教法人・学校法人――インフレ時代に動き出す「眠れる43兆円」

近年、国内の社債市場が拡大を続けています。その背景として注目されているのが、宗教法人や学校法人、財団法人といった非営利団体の動きです。これまで預金中心だった運用方針を見直し、社債を積極的に購入する姿が目立ち始めています。非営利団体が保有する...
効率化

行政データ利用緩和がもたらすAI開発の転機――法改正が示す「官×民×AI」の新しい関係

人工知能(AI)の性能を左右する最大の要素は、アルゴリズムそのものよりも「学習データの質と量」だと言われています。こうした中、政府が行政機関の保有データを民間のAI開発に活用しやすくするための法改正に踏み出そうとしています。2026年通常国...
政策

消費減税論争に歯止めをかけられるか 給付付き税額控除と「与野党共同責任」という転換点

物価高への対応策として、消費税減税を巡る議論が繰り返されてきました。選挙のたびに浮上しては消えていくこの論点は、日本の社会保障と財政の在り方を考える上で、常に大きな影響を与えてきました。こうした中、政府と与野党が社会保障改革を超党派で議論す...
FP

電力争奪戦が招くアルミ危機――AI時代に進む産業構造の静かな転換

アルミニウム価格の上昇が続いています。背景には中国の生産調整や需要回復といった従来型の要因に加え、これまでとは異なる構造的な変化が重なっています。それが「電力争奪戦」です。アルミは製造工程で大量の電力を必要とし、「電気の缶詰」と呼ばれてきま...
FP

南アフリカ・カナダの株価が最高値圏にある理由資源価格上昇と金融環境の変化が示す投資環境の転換点 

2026年に入り、世界の株式市場では意外な地域が注目を集めています。南アフリカやカナダといった「資源国」の株価指数が相次いで最高値圏に到達しているのです。これまで世界の株式市場をけん引してきたのは、米国のハイテク株や成長株でした。しかし足元...
FP

日本株アクティブ投信は本当に「オルカン超え」なのか――インデックス全盛時代に起きている静かな変化

少額投資非課税制度(NISA)の普及とともに、個人投資家の資金は海外株式投信、とりわけ全世界株式や米国株のインデックス型投信に集中してきました。なかでも「オルカン」と呼ばれる全世界株式インデックス投信は、長期・分散・低コストの象徴として定着...
FP

三菱重工業はなぜ評価されたのか──資産効率改革が生んだ成長モデル

近年、日本の重厚長大企業の中で、株式市場から突出した評価を受けている企業があります。三菱重工業です。時価総額は14兆円を超え、5年前と比べると約13倍という急成長を遂げました。防衛需要やエネルギー関連需要の拡大といった外部環境の追い風は確か...
FP

富裕層が「所有」から「シェア」へ向かう理由――ジェット・別荘に広がる新しい資産行動

富裕層といえば、高級不動産やビジネスジェットを「丸ごと所有する」姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし最近、その常識が静かに変わり始めています。金融資産5億円以上の世帯が増えるなかで、富裕層の間ではジェット機や別荘を「シェアする」と...
FP

「銀髪経済」を金融に取り込む中国──平安保険の戦略から考える高齢社会ビジネス

高齢化は社会保障の負担増として語られがちですが、中国ではこれを成長機会として捉える動きが鮮明になっています。その象徴が「銀髪経済」と呼ばれるシニア向け市場です。中国最大級の保険グループである 中国平安保険 は、医療・健康サービスを起点に金融...