2025-12

税理士

相続税の「簡易な接触」が来たときの実務対応― 実地調査に発展させないために意識すべきこと ―

近年の相続税調査では、税務署による「簡易な接触」が大幅に増えています。電話や文書による問い合わせ、来署依頼といった比較的軽い形で行われますが、対応を誤ると実地調査に発展する可能性もあります。簡易な接触は、決して形式的な確認ではありません。本...
税理士

相続税調査が過去最高水準に 数字から見える国税の本気度

相続税は「申告すれば終わり」と考えられがちですが、近年、国税当局の調査姿勢は明らかに変化しています。国税庁が公表した令和6事務年度の相続税調査状況を見ると、調査件数・追徴税額ともに過去最高水準となりました。本記事では、その数字を整理しながら...
FP

金融所得も医療保険料に反映へ 後期高齢者医療制度の見直しが意味するもの

高齢者医療制度を巡り、静かですが大きな制度転換が進もうとしています。政府は、後期高齢者医療制度などの保険料算定において、これまで十分に反映されてこなかった金融所得を勘案する仕組みの構築を検討しています。対象は主に、確定申告をしていない上場株...
効率化

税理士・FP・士業の実務にAI基本計画はどう影響するか― 国主導AI時代に専門職が直面する変化 ―

政府が決定したAI基本計画は、医療や金融、行政といった分野を中心に、国が主導してAIの開発と社会実装を進める方針を明確にしました。この動きは、税理士やFP、行政書士、社労士などの士業にも確実に影響を及ぼします。AIは「脅威」として語られるこ...
効率化

AI開発強化、国が主導へ― AI基本計画が示す日本の進路 ―

政府は2025年12月、AIの研究開発と活用の方向性を示す「AI基本計画」を閣議決定しました。医療、介護、金融、行政など人手不足が深刻な分野を中心に、国が主導してAIの社会実装を進める姿勢を明確にしています。本計画は単なる技術振興策ではなく...
FP

極めて高い所得への課税見直しとは何が変わるのか――令和8年度税制改正で対象は「6億円程度」へ拡大

令和8年度税制改正大綱では、「極めて高い水準の所得」に対する所得税の特例措置が見直されることとなりました。この制度は、いわゆる超富裕層に対する最低限の所得税負担を確保する仕組みとして、令和5年度税制改正で導入され、令和7年分の所得から適用さ...
FP

仮想通貨の税金が変わる?2028年から20%分離課税へ向かう意味

暗号資産、いわゆる仮想通貨の税制が大きく変わろうとしています。政府・与党は、仮想通貨取引で得た利益に対する課税方式を見直し、株式や投資信託と同じ一律20%の分離課税とする方針を示しました。適用は2028年1月からとされています。これまで仮想...
FP

介護の2割負担拡大はなぜ決まらないのか――結論先送りが示す制度改革の限界

介護保険制度をめぐる最大の論点の一つである「2割負担の対象拡大」が、再び結論先送りとなりました。能力に応じた負担を求める声がある一方で、高齢者の生活への影響や医療分野での負担増との重複が懸念され、議論は迷走を続けています。今回の判断は、単な...
FP

金利2%時代が現実に 長期金利上昇が示す日本経済の転換点

2025年12月、国内の長期金利がついに2%を超えました。新発10年物国債の利回りは一時2.1%まで上昇し、約27年ぶりの高水準となっています。同時に円安も進行し、為替・債券・株式市場がそれぞれ異なる反応を見せています。今回の動きは一過性の...
FP

住宅購入で後悔しないために 「問題不動産」にしない・させない視点

住宅は、多くの人にとって人生で最も高額な買い物の一つです。住まいとしての快適さだけでなく、将来売却したり、子どもに引き継いだりできるかどうかまで含めて考える必要があります。ところが現実には、「貸せない」「売れない」「どうにも動かせない」不動...