2025-12

政策

介護報酬改定で何が変わるのか 2026年臨時改定と「月1.9万円賃上げ」の意味

介護分野では人手不足が常態化しており、現場を支える職員の処遇改善は長年の課題とされてきました。こうした中、政府は2026年度に予定外の「臨時の介護報酬改定」を行い、介護職員の賃金を最大で月1万9,000円引き上げる方針を示しました。本来、介...
政策

トランプ関税と対米投資5500億ドル――国債で保証するという選択

トランプ米政権による高関税政策を背景に、日本政府は関税引き下げを求める交渉材料として、5500億ドル規模の対米投資を約束しました。金額に目を奪われがちですが、注目すべきはその「中身」です。今回の対米投資は、単なる民間投資の促進ではなく、政府...
FP

OTC類似薬の追加負担とは何か ― 医療費抑制策の中身と家計への影響

医療費の増加と現役世代の保険料負担の重さは、社会保障制度全体の大きな課題となっています。こうした中、政府は市販薬と成分や効果が似ている医療用医薬品、いわゆる「OTC類似薬」について、保険適用は維持しつつも患者に追加の自己負担を求める制度を導...
FP

高額療養費制度と70歳以上の「外来特例」縮小をどう読むか

医療費の自己負担を一定額までに抑える高額療養費制度は、長年にわたり家計のセーフティネットとして機能してきました。とりわけ70歳以上については、外来医療費に限って月額上限を低く抑える「外来特例」が設けられており、通院中心の高齢者の負担軽減に大...
FP

高校授業料の無償化は何を変えるのか 2026年4月開始「就学支援金」拡充の全体像

2026年4月から、高校授業料の無償化が全国で本格的に実施されます。これまで段階的に進められてきた高校生向けの就学支援金制度が拡充され、私立高校を含めて実質的な授業料無償化が実現します。本制度は「教育にかかる家計負担の軽減」を大きな目的とし...
FP

子育て支援金は「実質負担なし」なのか――2026年4月から始まる新たな社会保険方式をどう読むか

2026年4月から、「子ども・子育て支援金」の徴収が始まります。会社員で年収800万円の場合、月767円が給与から天引きされる見通しです。年収に応じて負担額が決まり、独身かどうか、子どもがいるかどうかにかかわらず、同じ年収であれば同額を負担...
FP

2026年度税制改正大綱をどう読むか― 年収の壁・設備投資減税と「7100億円減収」の意味 ―

2026年度税制改正大綱が閣議決定されました。今回の改正では、年収の壁の引き上げや、全業種を対象とする設備投資減税の創設など、家計と企業の双方に影響する項目が数多く盛り込まれています。一方で、こうした減税措置により、国と地方を合わせた税収は...
政策

成長を目指す積極財政と財政規律のあいだ――2026年度予算案から見える日本財政の現在地――

2026年度予算案が閣議決定され、一般会計総額は122兆円を超え、過去最大規模となりました。政府は「責任ある積極財政」を掲げ、成長によって財政の持続可能性を確保する方針を強調しています。一方で、社会保障費と国債費という固定費の増大、金利上昇...
税理士

AI時代の法人税調査に強くなる 最終回(総まとめ編)法人税調査で否認されないために共通して押さえる視点

これまで本シリーズでは、法人税申告において税務調査で否認されやすい論点を、テーマ別に整理してきました。投資税制、賃上げ税制、試験研究費、中小企業特例、留保金課税、受取配当、欠損金、交際費と、扱ってきた制度は多岐にわたります。一見すると、それ...
税理士

AI時代の法人税調査に強くなる 第4回 受取配当・欠損金・交際費で起こりやすい申告調整ミス

法人税申告では、申告書別表上の調整項目が多くなるほど、ミスが生じやすくなります。特に、受取配当等の益金不算入、欠損金の繰越控除、交際費等の損金不算入は、会計処理と税務処理が一致しない場面が多く、税務調査で確認されやすい分野です。第4回では、...