<記載日:2025年8月20日>
前回から、起業・副業を始められる方にとってメリットがある青色申告について書かせていただいています。
今回は…
「青色申告をしたいけど、何から始めればいい?」
「書類ってどこに出せばいいの?」
というそんな疑問にお答えします!
まず、青色申告をするためには、2つの書類を税務署に提出する必要があります。
・開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)
・青色申告承認申請書
それぞれの書類のポイントと記入例、提出方法について見ていきましょうか…。
① 開業届とは?
「私は事業を始めました!」と税務署に知らせる書類です。
これを出すことで、正式に「個人事業主」となります。
・提出期限:開業から1ヶ月以内
・提出先:納税地を管轄する税務署
・書式:国税庁サイトからダウンロード、または税務署で入手
・提出方法:郵送・持参・e-Tax いずれも可
→副業でも「継続的な収入を得る意思」があれば提出をおすすめ
②青色申告承認申請書とは?
青色申告をしたい人が、税務署に申請するための書類です。
提出しないと、どんなに帳簿をつけていても青色申告はできません。
・提出期限:
原則:開業から2ヶ月以内
すでに開業済の場合:その年の3月15日まで
・提出先:開業届と同じ税務署
・提出方法:郵送・持参・e-Tax
③書類の記入例(主なポイント)
・開業届(主な記入ポイント)

・青色申告承認申請書(主な記入ポイント)

④提出方法と控えの扱い
<提出方法>
郵送の場合:控え用紙も同封し、返信用封筒(切手貼付)を入れる
持参の場合:その場で控えに受付印を押してもらえる
e-Tax: マイナンバーカードとICカードリーダー、もしくはスマホ対応環境が必要
→提出した控えは、開業証明として銀行口座開設・融資申込時などにも使えます。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、このステップを踏めば節税の土台ができると思えば、やる価値は十分です。
今回は以上とさせていただきます。
引き続き、よろしくお願いいたします。