第2回:Windows vs Mac どちらを選ぶべきか一度で判断できる比較ガイド

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パソコンを選ぶうえで、最も多くの人が迷うのが「Windowsにするか、Macにするか」という問題です。
デザイン、使いやすさ、対応しているソフト、価格帯など、比較すべきポイントは多く、一度迷い始めるとなかなか決められないという方も少なくありません。

この記事では、利用者の目的に応じて “WindowsとMacのどちらを選べば失敗しないか” を、専門用語をなるべく使わずに整理します。初めてパソコンを買う人だけでなく、買い替えを検討する人にとっても役立つ指針になる内容です。

1. WindowsとMacの「ざっくり特徴」

まずは両者の違いを大まかに整理します。

■ Windowsの特徴

  • 機種・価格帯が非常に豊富
  • 自作PCやデスクトップの拡張性に強い
  • 業務用ソフトがWindows基準で作られている
  • 企業でも圧倒的シェア
  • ゲーム用途に圧倒的に強い

■ Macの特徴

  • 操作が直感的で分かりやすい
  • iPhone・iPadとの連携が抜群
  • Appleシリコン(M1〜M3)が高性能&省電力
  • 動画・写真・デザイン用途と相性が良い
  • 資産価値(リセールバリュー)が高い

これらを前提に、用途別の最適解を整理していきます。


2. 仕事用途:会社の環境に合わせるのが最優先

■ Windowsが向いているケース

  • 会社でWindowsを使っている
  • 特定の業務ソフト(会計・経理・CAD等)がWindows限定
  • 表計算・資料作成を仕事で多用する

特に 税務・会計・労務・CAD・製造関連の現場 はWindowsが標準です。

■ Macが向いているケース

  • 書類作成中心で、Google Workspace などクラウド中心
  • 企画・マーケティング・デザイン寄り
  • iPhoneとの連携を重視したい

近年、Macもビジネス利用が増えていますが、企業全体ではWindowsが主流です。


3. オンライン会議・リモートワーク:どちらでもOK。ただし…

Zoom・Teams・Google Meet などの一般的な会議ツールは どちらでも問題ありません

ただし、

  • 外部ディスプレイを多く使う
  • カメラやマイクを高品質にしたい
  • 同時に資料共有・動画編集・会議を行う

といった用途では、Macの安定性(発熱の少なさ・動作の軽さ)が優位になることがあります。

逆に、社内アプリ・VPNなど“Windows前提”の企業はWindowsが安心です。


4. 写真編集・動画編集:Macが圧倒的に強い

プロ・クリエイターの多くがMacを選ぶ理由です。

■ Macが強い理由

  • Appleシリコン(M1/M2/M3)の動画処理が桁違いに速い
  • Final Cut Pro、Logic Pro など専用ソフトの存在
  • カラーマネジメントが安定
  • ファンが静かで発熱しにくい

写真編集(Lightroom/Photoshop)もMacが人気です。

■ Windowsが勝つケース

  • Adobe以外の特定の動画編集ソフトを使う
  • GPU(NVIDIA)を使う重い作業
  • 4K〜8Kで超ヘビーな編集をする

最高性能を求めると Windows+高性能GPU(RTX 4080など) が強いですが、一般の動画編集者はMacで快適に作業できます。


5. ゲーム:Windowsが圧倒的

ゲーム目的なら Windows一択 と言っても過言ではありません。

理由は、

  • ほとんどのPCゲームがWindows対応
  • GPU(GeForce RTX)が使える
  • カスタマイズが自由

Macでも軽いゲームはできますが、本格的なゲームをするならWindowsです。


6. 価格と選択肢:Windowsは幅広い、Macは一定水準以上

■ Windows

  • 5万円台〜40万円以上まで幅広い
  • 格安PCも多数
  • スペックを細かく選べる

■ Mac

  • 13万円台〜30万円台が中心
  • エントリーモデルでも一定の高品質
  • 価格は高めだがリセールバリューが高い(売却時の強み)

7. iPhoneユーザーは「Macとの連携」を大きなメリットとして実感

iPhoneを使っている人にとって、Macは以下の連携が非常に便利です。

  • 写真/メモ/Safariなどが自動で同期
  • AirDropで即ファイル転送
  • iMessageがPCで使える
  • スマホを近づけるだけでテザリング
  • MacのカメラにiPhoneを使える(Continuity Camera)

「スマホがiPhoneならMacが快適」という声が非常に多いのはこのためです。


8. 最終判断チャート(迷ったらこれ)

● Windowsを選ぶべき人

  • 会社でWindowsが標準
  • 仕事のソフトがWindows必須
  • ゲームをする
  • 価格重視&幅広い選択肢から選びたい
  • デスクトップPCで拡張したい

● Macを選ぶべき人

  • 写真・動画・デザイン作業をよくする
  • iPhoneユーザー
  • 発熱や動作の快適性を重視
  • 長く使えて、売却価値も保ちたい
  • 企画・マーケ・教育・ライティング系

結論

WindowsとMacにはそれぞれ得意分野があり、どちらが “絶対に正しい” ということはありません。重要なのは、仕事・趣味・利用環境 に最も合った方を選ぶことです。

  • 仕事中心・ゲーム → Windows
  • クリエイティブ・iPhone連携 → Mac

用途が明確であれば、どちらにすべきかは自然と決まります。
次回は、パソコンの性能を左右する CPU・メモリ・ストレージの選び方 をわかりやすく解説します。

出典

・Apple/Microsoft 公式資料
・Zoom/Teams 推奨環境
・動画編集・PCゲームベンチマーク資料
・主要メーカーの製品仕様


という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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