1. 日本に世界のお金が集まっている
最近、日本の株式市場に海外からたくさんのお金が入っています。理由のひとつが、私たち日本人が持っている2200兆円もの金融資産です。
もしその一部でも投資に回れば、企業は新しい商品やサービスを生み出す力を得て、さらに成長できる。そんな「日本の再生ストーリー」を、海外の投資家は信じ始めています。
実際、世界的な投資会社のトップたちが東京に集まり、日本の企業や政府の動きを直接見ようとしています。それくらい、日本が注目されているのです。
2. 株価が上がるってどういうこと?
株価が上がると、なんだか景気が良さそうに感じますよね。でも実はもっと身近な意味があります。
- 企業が株を高く評価されると、お金を集めやすくなる
- 集めたお金で研究や事業を広げ、また利益を出す
- 利益が出れば、株主(投資家)に配当金で報いる
つまり株価が上がるというのは、企業が成長できる環境が整っているサインなのです。
3. でも注意も必要
投資にはリスクもあります。実は、過去に世界中で大きな金融危機(リーマンショック)が起きたときも、投資ブームの熱気がありました。
危ないサインはこんな感じ:
- 「今回は大丈夫」と、みんなが自信満々になる
- 借金してまで投資する人が増える
- 周りに「投資で儲かった人」が急に増える
今の日本にも、少しだけこの空気があります。だからこそ、落ち着いて投資を学ぶことが大切です。
4. 投資は「ギャンブル」じゃない
最近は「投資を学ぼう」という広告を電車でも見かけるようになりました。昔は「一発当てる銘柄!」なんて雑誌広告が多かったのですが、今はだいぶ変わってきています。
投資は短期的な当たり外れを狙うものではなく、生活や老後に備えるための手段です。教育機関や講座も増えてきて、初心者でも学びやすい環境が整いつつあります。
5. 政治も関係している
実は海外投資家が一番気にしているのは、日本の政治です。特に今の自民党総裁選。
「資産運用立国」という考え方を本気で進められるのか。もし日本が中途半端なままなら、せっかく集まった海外マネーも離れてしまうかもしれません。
だから総裁選のニュースも、「私たちの資産をどう生かすのか」という視点で見てみると面白いと思います。
まとめ:小さな一歩から始めよう
2200兆円のお金が眠っている日本。海外マネーが「日本は変わる」と期待しています。
でも大切なのは、私たち一人ひとりが投資を正しく理解して、できる範囲で行動することです。
- まずは少額から積立投資を始める
- 本やセミナーで「投資の基本」を学ぶ
- 「ギャンブル」ではなく「未来の安心」だと考える
この一歩が、やがて自分の生活を守る力になり、ひいては日本経済を元気にする力にもつながっていくのです。
👉 「投資って自分には関係ない」と思うかもしれません。でも、老後の生活や子どもの将来に関わる大きなテーマです。いまの株高も、単なるニュースではなく「私たちのお金の動き」と考えると、ぐっと身近に感じられるはずです。
📌 参考 日本経済新聞朝刊(2025年9月27日)
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。

