定年後の副業・再雇用・起業…どうする?

人生100年時代
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<記載日:2025年8月14日>

私は定年退職後の起業をお勧めしていますが、それは当然、人それぞれです。
それぞれ状況が違う訳ですから…それは当たり前です。
ただ、「人生100年時代を活きる」うえで、置かれている状況も考えたうえで、自分に合った働き方を選んでいかなければなりません。
ということで、今回は定年後の働き方について、少し考えてみたいと思います。

① 再雇用
会社にそのまま残って働く「再雇用制度」…
最大のメリットは、やはり収入と社会保障の安定性。
ただし…
・給与が大きく下がる(年収が半分以下になるケースも)
・雇用形態が変わり、社会保険料の負担が大きくなることもある
・退職金を分割で受け取る場合、退職所得控除が不利になる可能性あり

★ポイント
再雇用は”退職扱い”になるかどうかで税金が大きく変わります。
退職所得控除の使い方を間違えると、税負担が大きく違ってくることもあるので注意してください。

② 副業
本業の傍らでライター・講師・WEB 制作・コンサルなどをする「副業型」も増えています。
副業のメリットは…
・収入の足しになる(趣味を活かせる)
・時間やペースを調整しやすい
・失敗しても本業(年金や再雇用)があるのでリスクが小さい
※個人的には、将来、会社を辞めた後も、仕事を続けること(起業等)ができるかどうかの試行、そして準備になることが最大のメリットだと思っています。

◎注意点:
・副業収入(雑所得)が20万円を超えると確定申告が必要
・経費計上や帳簿管理が必要になることも…
・住民税の通知で「副業バレ」するケースもある(家族に内緒にしたい場合は注意)

★ポイント
副業をするなら「青色申告」や「小規模企業共済」など、税務上のメリット等も知っておくと大きく節税可能。

③ 起業・個人事業主
「これからは自分のペースで働きたい」「夢だった店を持ちたい」…
そんな方には、起業・個人事業主としての道があります!
定年後起業のメリットは…
・人生経験や人脈を活かせる
・自分の理念で自由に働ける
・経費を活用しやすく、税金面で有利な場面もある
ただし、デメリットも…
・社会保険が任意加入になる(国保・国年の負担増)
・売上の浮き沈みによる収支リスクが大きい
・開業資金、設備投資、継続的な集客が必要

★ポイント
事業所得になると「青色申告特別控除(最大65万円)」や「減価償却」が使えるため、ある程度の売上が見込める人にはかなり有利な制度設計があります。

冒頭申し上げたとおり、私自身は定年後の起業をお勧めしていますが、それが正解かどうかは人それぞれに違います。
ただ、税金や制度を少しだけ知っておくことで、損しない選択ができますので、これからも情報をご連携させていただきたいと思います。

それでは、長くなってしまいましたが、今回は以上とさせていただきます。
引き続き、よろしくお願いいたします。

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