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日本株アクティブ投信は本当に「オルカン超え」なのか――インデックス全盛時代に起きている静かな変化

少額投資非課税制度(NISA)の普及とともに、個人投資家の資金は海外株式投信、とりわけ全世界株式や米国株のインデックス型投信に集中してきました。なかでも「オルカン」と呼ばれる全世界株式インデックス投信は、長期・分散・低コストの象徴として定着...
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三菱重工業はなぜ評価されたのか──資産効率改革が生んだ成長モデル

近年、日本の重厚長大企業の中で、株式市場から突出した評価を受けている企業があります。三菱重工業です。時価総額は14兆円を超え、5年前と比べると約13倍という急成長を遂げました。防衛需要やエネルギー関連需要の拡大といった外部環境の追い風は確か...
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富裕層が「所有」から「シェア」へ向かう理由――ジェット・別荘に広がる新しい資産行動

富裕層といえば、高級不動産やビジネスジェットを「丸ごと所有する」姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし最近、その常識が静かに変わり始めています。金融資産5億円以上の世帯が増えるなかで、富裕層の間ではジェット機や別荘を「シェアする」と...
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「銀髪経済」を金融に取り込む中国──平安保険の戦略から考える高齢社会ビジネス

高齢化は社会保障の負担増として語られがちですが、中国ではこれを成長機会として捉える動きが鮮明になっています。その象徴が「銀髪経済」と呼ばれるシニア向け市場です。中国最大級の保険グループである 中国平安保険 は、医療・健康サービスを起点に金融...
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セブン銀行ATMが現金を3割減らす理由― 利上げ時代に変わる「ATMビジネス」の構造 ―

日本全国のコンビニで当たり前の存在となったATMですが、その裏側では大きな構造変化が起きています。2026年に向けて、セブン銀行がATM1台あたりに入れる現金を約3割削減する方針を打ち出しました。一見するとキャッシュレス化の流れに沿った対応...
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妊婦健診の自己負担ゼロへ 全国一律「標準額」設定が意味するもの

妊娠・出産をめぐる経済的負担は、これまで「自治体や医療機関によって大きく違う」という問題を抱えてきました。とりわけ妊婦健診は、出産までに複数回受ける必要があるにもかかわらず、公的医療保険の対象外とされ、自己負担が生じるケースが少なくありませ...
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健保組合の保険料率引き下げと国費投入の意味――協会けんぽ剰余金を原資とする「ゆがみ是正」は何をもたらすのか

2026年度予算案において、健康保険組合の保険料率引き下げを目的とした国費200億円の投入が盛り込まれました。背景にあるのは、協会けんぽの保険料率引き下げと、それに伴って顕在化した保険者間の不均衡です。本記事では、この国費投入の仕組みと狙い...
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S&P500連動投信が10兆円に到達した意味― 新NISA・物価高時代の資産形成をどう考えるか ―

2026年1月、米国の代表的株価指数であるS&P500に連動する投資信託の運用残高が、ついに10兆円を超えました。一つの公募投資信託としては初めての規模であり、日本の個人投資の歴史において一つの節目といえます。背景には、2024年から始まっ...
効率化

AI時代の選択力──「チョイパ」が民主主義と資本主義を更新する

私たちは長らく、選択肢が多いことを豊かさの象徴としてきました。自由に選び、意思決定できることは、民主主義や資本主義を支える根幹とされてきたからです。しかし現在、その前提が揺らぎ始めています。情報は爆発的に増え、人間が処理できる限界を超えつつ...
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為替と海外資産投資 円安はなぜ続くのか ― 金利差と財政不安という二つの視点

ここ数年、「円安」という言葉を目にしない日はほとんどありません。2021年初めには1ドル=100円前後だった為替レートが、2024年には一時160円台に達し、2026年初頭の現在も150円台後半で推移しています。わずか数年で、円の価値は大き...