FP

所得税の壁は「178万円」ではなく「211万円」だった― 年収の壁で損をしないために知っておきたい税と社会保険の仕組み ―

「年収178万円を超えると所得税がかかる」2026年度の税制改正大綱をきっかけに、こうした認識が広がっています。しかし、実際には多くの人が所得税を払わずに働ける年収は、178万円よりも高い水準にあります。そのカギとなるのが、社会保険料控除で...
FP

「現金おことわり」は本当に合法なのか キャッシュレス時代に知っておきたいお金と法律の基本

近年、飲食店や小売店を中心に、現金が使えない完全キャッシュレスの店舗が増えています。最近では、路線バスでも現金が使えないケースがあると聞き、不安を感じる人もいるのではないでしょうか。日本円は国が定めた正当な通貨である以上、現金での支払いを拒...
FP

マンションの維持費が静かに家計を圧迫する時代に― 管理費・修繕積立金の高騰と、いま考えるべき視点 ―

マンション価格の上昇が続く一方で、購入後にかかる維持費が家計に重くのしかかり始めています。管理費や修繕積立金は「毎月の固定費」であるため、目立ちにくいものの、一度上がると簡単には下がりません。最近では、5年前と比べて2~4割上昇したという調...
FP

日本の労働力人口は過去最多でも、なぜ人手不足は解消しないのか

日本の労働市場に、ひとつの象徴的な数字が現れました。2025年の労働力人口が初めて7000万人を超え、過去最高を更新したという事実です。人口減少社会において、働く人の数が増えていること自体は一見すると明るい材料にも見えます。しかし、現場では...
人生100年時代

電子図書館が地域を支える時代 過疎地・高齢化社会における新たな公共インフラ

人口減少と高齢化が進む中で、地域の「知へのアクセス」をどう確保するかは、地方自治体にとって重要な課題となっています。書店や図書館の維持が難しくなる地域が増える一方、近年、電子図書館の導入が急速に広がっています。電子図書館は単なるデジタル化で...
政策

消費税減税はなぜ市場を揺らしたのか――衆院選2026と「財政規律」の不在

2026年の衆院選は、消費税減税をめぐる異例の選挙となっています。与野党の多くが減税を公約に掲げる一方で、国債利回りの急上昇や円安進行といった「市場の警告」が同時に表面化しました。消費税減税は本当に家計を救う政策なのか。そして、なぜ市場はこ...
政策

消費税減税は「市場への回答」になり得るのか――税と社会保障を一体で考える視点から

物価高への対応策として、衆院選では多くの政党が消費税減税を掲げました。家計の負担感が強まる中、消費税率を引き下げるという発想は直感的で分かりやすいものです。しかし、市場はこの動きを必ずしも好意的には受け止めませんでした。長期金利の上昇に見ら...
効率化

AI「優等生」から一転、警戒モードへ――マイクロソフト急落が示す市場の視線

生成AIを軸にした米国株の上昇相場のなかで、象徴的な出来事が起きました。AI投資の「優等生」と評価されてきたマイクロソフトの株価が、決算発表をきっかけに1日で10%下落したのです。業績自体はおおむね市場予想を上回っていたにもかかわらず、なぜ...
FP

金・銀・銅が同時に最高値を更新した世界市場の意味― 地政学リスクとドル安が示す「資産の逃避先」 ―

2026年1月、世界の商品市場で金・銀・銅がそろって史上最高値を更新しました。さらに原油価格も約4カ月ぶりの高値圏に入り、コモディティ全体に強い上昇圧力がかかっています。背景として指摘されているのは、中東情勢の緊張とドル安の進行です。本稿で...
FP

苦境に立つ介護保険制度と「ケアマネジャー司令塔論」

わが国の介護保険制度は、制度創設から四半世紀を迎える中で、かつてない転換点に立たされています。高齢化の進行とともに介護サービスの利用者と給付費は急増する一方、支え手である現役世代や介護人材は減少を続けています。2027年度に予定されている介...