パワーカップルとライフスタイル

FP
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〜お金で時間を買い、人生の質を高める〜

パワーカップルの特徴は「たくさん働き、たくさん稼ぎ、そして時間を有効に使う」ことにあります。
例えば、都内で共働きする30代夫婦のケースでは、保育園の送迎や家事代行に月10万円以上を投じています。夕食は宅配サービス、掃除は外注。お金で時間を買い、家族との時間や仕事に充てるのです。

こうしたライフスタイルは、「効率」だけでなく「人生の質(QOL)」を高める選択といえるでしょう。

時間の使い方は「投資」

パワーカップルは「お金を投資する」だけでなく、「時間をどう投資するか」にも敏感です。

  • 家事・育児の外注化 → 子どもとの時間を確保
  • 通勤時間の短縮 → 自己研鑽や副業の時間に充てる
  • 健康や趣味への投資 → 長く働き続けるための基盤づくり

人生100年時代では、時間こそ最も貴重な資産です。お金を使って時間を生み出すことは、将来の働き方や生き方に直結します。

消費と貯蓄のバランス

高収入世帯であっても、日本の家計は節約志向が強く、可処分所得が増えても消費はあまり伸びていません。
背景には、将来への不安や「老後資金不足」への警戒感があります。

しかし、時間やライフスタイルへの投資は「浪費」ではなく「自己投資」です。

  • 子どもの教育や経験
  • 家族との思い出づくり
  • キャリアのスキルアップ

こうした消費は、単にお金を減らすのではなく、将来の幸福度や生産性を高める効果があります。

国際比較から見える日本の課題

欧米では、共働き世帯がベビーシッターやハウスキーパーを雇うのは一般的です。
日本でも徐々に広がりつつありますが、依然として「贅沢」と見られることもあります。

しかし、長寿化と働き方改革が進む中で、夫婦で働き続けるためには時間の外注化が不可欠です。
制度的にも、ベビーシッター利用助成や家事支援サービスの補助などが拡充されれば、パワーカップル層だけでなく幅広い世帯が恩恵を受けられるでしょう。

まとめ

パワーカップルのライフスタイルは、「お金を稼ぐこと」と同じくらい「時間をどう使うか」が大切です。

  • お金で時間を買う
  • 時間を自己投資に振り向ける
  • 家族・健康・学びを優先する

人生100年時代において、これは単なる便利さではなく、持続可能な働き方と暮らし方を実現する戦略といえます。


📌参考:2025年9月7日付 日本経済新聞朝刊


という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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