インボイスの書き方・記載ルール

税理士
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<記載日:2025年8月29日>

インボイス制度に登録した後、いちばん気になるのは…
「どんな請求書を作ればいいの?」
「今までの請求書じゃダメなの?」
という点ですよね。

今回は、“インボイスとして有効な請求書”に必要な記載項目について、書かせていただきます!

1.インボイス(適格請求書)の必須項目
インボイスとして有効にするためには、以下の6項目をすべて記載する必要があります。

①適格請求書発行事業者の氏名または名称(屋号可)
②登録番号(T+13桁)
③取引年月日
④取引内容(品目・数量など)※軽減税率対象は明示
⑤税率ごとの合計金額(税抜または税込)と消費税額
⑥書類の交付を受ける事業者の氏名または名称(任意)

2. インボイス請求書のサンプル
以下は、フリーランスのライター業などで使えるインボイス請求書の例です。

株式会社クライアント御中
【請求書】

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請求書例

※適用税率:10%
※軽減税率対象なし

3.軽減税率(8%)がある場合の書き方
たとえば「食品」「新聞」「一部の書籍」などを扱う方は、8%の軽減税率対象になるケースがあります。

その場合…
10%対象の商品・サービスと8%対象の商品・サービスを分けて記載し、税率ごとの金額と消費税額を明示する必要があります。

4.書式・テンプレートの形式に決まりはある?
・書式やデザインに厳密な指定はありません。
・Excel、Word、PDF、請求書アプリなど自由に作成 OKです。
大事なのは、上記6項目がもれなく記載されていること。

5.電子インボイスでも OK?
はい、OKです。
PDF での請求書送付や、freee・マネーフォワードなどの請求書アプリを使った電子インボイス対応も認められています。

ただし…
メールやクラウド保存に際しては、保存要件(電子帳簿保存法)も要確認!

6.インボイス発行後の保存も忘れずに
自分が発行したインボイス(請求書)は、7年間保存義務があります。
電子でも紙でもOKなので、信頼できる方法で保存をしましょう。

【まとめ】

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やることリスト

ということで、今回は以上とさせていただきます。
次回は…いよいよインボイスシリーズの最終回となります!
インボイス制度が始まって起きた “実際の影響”とは?
フリーランス・副業の現場で「どう変わったのか」…
を書かせていただきます。

次回も引き続き、よろしくお願いいたします。

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