【アクティブETF入門・番外編④】アクティブETF×新NISAの完全活用ガイド

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新NISA制度は「非課税×無期限×成長投資枠の拡大」により、アクティブETFとの相性が非常に良くなりました。
とはいえ、どの商品をどの枠で買うべきか、どの程度アクティブに寄せるべきかなど、実践面で迷う人は多いと思います。

本記事では、新NISAを最大限に活用するための、アクティブETFの“最適な使い方”を具体的に整理します。

1. 新NISAの本質は「非課税×長期投資」

新NISAは以下が大きな特徴です。

  • 非課税枠は一生使える
  • 売却後に枠は復活
  • 運用期間は無期限
  • つみたて枠+成長投資枠の二段構造
  • 年間360万円、総枠1,800万円

アクティブETFを“長期で保有しても良い枠”が確保されたことで、テーマ投資の活用がしやすくなりました。


2. 新NISAでの理想的な基本構造

■ つみたて投資枠

→ インデックス投資の「長期の土台」

  • オルカン
  • S&P500
  • 先進国株

■ 成長投資枠

→ “テーマ性”を加える(アクティブETFの出番)

  • AI・半導体
  • 先端医療
  • 高配当
  • 日本株テーマ型

土台(つみたて枠)+ アクセント(アクティブETF)
という構造が最も合理的です。


3. 新NISA向け、アクティブETFの“適正比率”

投資リスクを取りすぎないために、以下の比率が現実的です。

  • 初心者:10%〜20%
  • 中級者:20〜40%
  • 積極型:最大50%程度

アクティブETFが多すぎると下落時に耐えづらいため、成長投資枠の“上限”を決めて運用するのがポイントです。


4. 新NISAで避けるべきNGパターン

  • テーマ人気だけで買う
  • アクティブETFだけで枠を埋める
  • インデックスが“土台”になっていない
  • 短期の売買で回転する
  • 1テーマ集中でリスクを増やす

NISAは長期枠なので、テーマ投資でも“腰を据えて保有”が基本方針です。


5. 新NISAに最適なアクティブETF(目的別)

● 成長を狙いたい

  • 米国AI
  • 米国半導体
  • 日本株成長株
  • 新興国成長ETF

● 安定性を高めたい

  • 米国高配当
  • 日本株バリュー
  • 生活必需品系テーマ

● 分散を強化したい

  • 米国×日本×新興国テーマを組み合わせる
  • 成長(攻め)+高配当(守り)

結論

新NISAはアクティブETFとの相性が非常に良い制度です。
ただし、インデックス投資を土台にしつつ、成長投資枠で“目的に沿ったアクティブETFを少しずつ追加する”という姿勢が成功の鍵となります。


出典

・金融庁「新NISA制度資料」
・ETF市場データ

という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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