アクティブETFを「どう使えば良いのか」が分からない人は多いと思います。
本記事では、目的別の活用法と実際のポートフォリオ例を提示し、実践的に理解できるように整理します。
1. 投資の基本はインデックス、その上に“積む”
アクティブETFは万能ではありません。
基本はインデックス投信(オルカン・S&P500など)で土台を作り、その上に積み重ねる形が最も合理的です。
2. ポートフォリオ例(初心者〜中級者)
① 初心者:安定重視タイプ
- インデックス投信:90%
- アクティブETF:10%(AI・医療テーマなど)
② 中級者:成長テーマを取り込みたいタイプ
- インデックス投信:70%
- アクティブETF:30%(高配当・先端技術など複数)
③ 積極型:テーマ投資に寄せるタイプ
- インデックス投信:50%
- アクティブETF:50%(米国・日本株の成長テーマ中心)
※上記は例であり、リスク許容度によって調整が必要です。
3. アクティブETFを使うときのチェックポイント
① コスト(信託報酬)
インデックスより高いので、長期でどれくらい影響するか確認します。
② 運用者(ファンドマネージャー)の実績
アクティブ運用は人の能力が最重要です。
③ テーマの持続性
短期ブームではなく、長期成長テーマかを見極めることが必要です。
④ 分散されているか
特定銘柄に偏っていないかも要チェックです。
4. 投資スタイル別の活用法
- 長期投資派:テーマ型・高配当型で安定感を補う
- 短期調整派:ETFの機動性を活かして入れ替え
- 個別株好き:銘柄発掘の代わりにアクティブETFを一部活用
アクティブETFは「個別株」と「投信」の中間のような存在として使えます。
結論
アクティブETFは、インデックス投資を補強しながら成長テーマを取り込みたい人に向いています。
しっかりと目的を決めたうえで、コスト・分散・運用方針を見ながら活用すると効果的です。
シリーズ総集編も作成できますので、必要であればお知らせください。
出典
・ETF市場統計
・アクティブ運用関連資料
・日本経済新聞「アクティブETF」記事
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
