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大相続時代に広がる相続税――「一部の富裕層の税」は過去のものに

相続税というと、かつては「資産家だけが関係する税金」という印象が強くありました。しかし近年、その前提は大きく揺らいでいます。地価や株価の上昇、相続税の基礎控除縮小、そして少子化の進行が重なり、相続税の課税対象は着実に広がっています。相続税収...
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ゴルフ会員権に忍び寄る構造変化 年会費引き上げが示す「会員制モデル」の転換点

国内ゴルフ場で、年会費の引き上げが一気に広がっています。2026年に年会費を引き上げるゴルフ場は過去最多となり、会員権相場は下落基調に入りました。一見すると、単なる物価高や人件費上昇への対応のように見えますが、その背景にはゴルフ場経営モデル...
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メガソーラー補助は役割を終えたのか― 上乗せ補助廃止が示す再エネ政策の転換点 ―

政府・自民党が、地上設置型の事業用太陽光発電、いわゆるメガソーラーを対象とした売電価格への上乗せ補助を、2027年度にも廃止する方針を打ち出しました。再生可能エネルギーの普及を後押ししてきた支援策が転換点を迎えつつあります。この見直しは、単...
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介護保険「2割負担」拡大はなぜ持ち越されたのか――給付と負担の調整が直面する現実

介護保険制度をめぐる見直し議論が、再び難しい局面を迎えています。厚生労働省は2025年12月、介護サービス利用料の「2割負担」対象拡大について、年内結論を見送る方針を示しました。制度の持続可能性を高める必要性が指摘される一方、高齢者の生活へ...
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高額療養費制度はどう変わるのか 年収200万円未満への配慮と「応能負担」への一歩

医療費の自己負担が一定額を超えた場合に、家計への影響を抑える仕組みとして高額療養費制度があります。この制度について、厚生労働省は2025年12月、低所得層への配慮を強める一方で、月ごとの負担水準を見直す方向性を示しました。今回の見直しは、制...
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市販類似薬の改革は腰砕けでいいのか

医療費の増加と現役世代の保険料負担の重さは、もはや一時的な問題ではありません。高齢化の進展や医療技術の高度化により、医療保険制度の持続性そのものが問われています。こうした中で注目されてきたのが、市販薬と成分や効能が近い「OTC類似薬」の取り...
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国債発行、5年に1度の壁――「責任ある積極財政」が試される局面

2026年、日本の財政運営は一つの重要な節目を迎えます。赤字国債の発行を可能にする特例公債法の期限が切れ、5年に1度の更新時期が到来するためです。この法律が成立しなければ、政府は赤字国債を発行できず、予算が成立しても財源不足という異例の事態...
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年収の壁はどこまで動くのか 2026年度税制改正で問われる「引き上げ」と「対象拡大」

所得税の非課税枠、いわゆる「年収の壁」を巡る議論が、2026年度税制改正に向けて大詰めを迎えています。自民党と国民民主党は、非課税枠を178万円まで引き上げる案を軸に協議を続けていますが、論点は単なる金額の引き上げにとどまりません。上げ幅を...
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現役世代の負担はなぜ重いのか――社会保険料をめぐる議論の総まとめ

賃上げが進んでも、手取りはなかなか増えない。その背景として、多くの現役世代が実感しているのが社会保険料の重さです。本シリーズでは、社会保険料をめぐる複数の論点を取り上げてきました。保険料は下げられるのか、税で代替できるのか、なぜ第二の税金と...
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負担と給付の見直しを誰が決めるのか――社会保障改革の「決定主体」という見えにくい問題

社会保険料をどうするのか。給付は守るのか、削るのか。こうした議論はしばしば行われますが、意外と問われないのが「それを誰が決めているのか」という点です。負担と給付の見直しは、制度の根幹に関わる重要な判断です。しかし、その意思決定の過程は分かり...