税金

税理士

税制改正2026を読み解くシリーズ 第2回 防衛財源としての所得税:何がどこまで動くのか

2026年度の税制改正では、長く先送りされてきた防衛財源の確保が核心的なテーマとして浮上しています。安全保障環境の大きな変化により、防衛力の強化は政策上の最優先課題となりました。そのため、安定的かつ継続的に財源を確保する仕組みが求められてい...
税理士

税制改正2026を読み解くシリーズ 第1回 税制改正2026の全体像:財政需要と負担の再設計

2026年度の税制改正は、これまでの延長線で語れる内容に収まりません。防衛力強化のための財源確保、児童手当拡大に伴う扶養控除の見直し、自動車関連税制の再構築という、長年議論されながらも結論が出なかった三つの重要テーマが同時に動き始めています...
税理士

消費税の簡易課税に広がる「抜け道」問題 制度の趣旨と租税回避の境界線を考える

中小企業の事務負担を軽くする目的で導入された消費税の簡易課税制度が、近年予想外の使われ方をしています。会計検査院の調査によると、本来の対象ではない大企業規模の法人が、合併や分割を繰り返すことで制度を利用し、国庫に納めるはずの消費税が手元に残...
FP

個人輸入品の税優遇が廃止へ EC時代の価格競争と税制見直しのゆくえ

近年、日本国内で「個人輸入」という形をとった格安商品が増えています。とくに中国系EC事業者による低価格販売が脚光を浴び、家電から日用品、ファッションまで幅広いジャンルで国内価格を大きく下回る事例が目立つようになりました。こうした状況を踏まえ...
FP

出国税3000円時代へ 2026年度税制改正の焦点と、海外旅行・観光政策のこれから

政府・与党が国際観光旅客税、いわゆる出国税の引き上げに向けて動き始めています。現在の1人1000円から3000円へ、さらにビジネスクラス以上は将来5000円とする方向が検討されています。訪日客急増に伴う観光地の混雑対策や地方誘客の財源確保が...
FP

教育資金の生前贈与特例が2025年度で終了へ 1500万円非課税の仕組みが見直される背景と今後の選択肢

子どもや孫への教育資金をまとめて渡す際に、最大1500万円まで贈与税が非課税となる「教育資金の一括贈与非課税(教育資金の生前贈与特例)」が、2025年度末で終了する方向になりました。制度開始から10年以上が経過し、利用状況や政策目的の変化を...
税理士

法人事業税の再分配強化と都市・地方格差のゆくえ(2026年度税制改正を見据えた整理)

2026年度税制改正に向け、政府・与党が都市と地方の税収格差をどのように調整するかが大きな論点になっています。特に、法人事業税の再分配制度を強化し、東京への過度な税収集中を是正する方向が検討されています。東京への企業集積は長年続き、雇用・所...
FP

第10回 DC制度の“未来予想図”:日本はどこへ向かうのか

確定拠出年金(DC)は、今や企業・個人の主要な老後資金制度です。しかし、日本のDCはまだ発展途上であり、制度設計・商品ラインナップ・教育方法など、多くの部分が見直し段階にあります。本稿では、国内外の動向を踏まえ、これからのDCがどの方向へ向...
FP

第9回 DCの“取り崩し戦略”:退職後の資産寿命をどう伸ばすか

確定拠出年金の議論は「積み立て」中心ですが、本当に重要なのは退職後の取り崩し方です。金融資産は“使い方”次第で寿命が大きく変わり、取り崩しの順番やペースを誤ると、老後資金が早期に枯渇するリスクが高まります。本稿では、DC・iDeCoを前提に...
FP

第8回 ターゲットデート型とNISAの“併用最適化”

ターゲットデート型投資信託は、「年齢に応じて自動でリスクを調整する」という便利な仕組みです。一方、NISAは自由度が高く、資産形成の「攻め」の部分を担います。近年では、これらを組み合わせた「ターゲットデート型×NISA運用」を採用する人も増...