人生100年時代

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ROEで見る中小企業診断(第2回:建設業編)― “資金が回る経営”がROEを動かす ―

建設業のROEは「利益率」より「資金効率」建設業は、他の業種と比べても特殊な資金構造を持っています。完成まで時間がかかり、材料・人件費・外注費などの支出が先行する。それなのに、売上計上は完成基準や進行基準に左右され、実際の入金まで資金ギャッ...
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ROEで見る中小企業診断(第1回:製造業編)― “稼ぐ力”を可視化する税理士の新しい経営支援 ―

「ROE経営」は中小企業診断にも使える中小企業の経営分析というと、「売上」「利益」「借入金」「キャッシュフロー」といった数字が並びます。しかし、それらを“点”で見るだけでは、会社の本当の課題は見えてきません。そこで活用できるのが、ROE(自...
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中小企業版・自己資本効率の高め方― 税理士が支援できる「ROE経営」の実践術 ―

「自己資本を厚く」から「自己資本を活かす」へ中小企業の経営指導や顧問業務の中で、よく聞くのが「とにかく自己資本を厚くしておきたい」という声です。もちろん、自己資本は会社の“体力”そのもの。金融機関との関係でも、資本の充実は重要です。でも――...
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決算書で読み解く「企業の稼ぐ力」― ROEを3つに分解して“変革企業”を見極める ―

ROEを“3つの視点”で分解してみよう前回の記事で、ROE(自己資本利益率)は「自己資本に対して、どれだけの利益を上げたか」を示す指標だと紹介しました。このROEは、1つの数字で企業の総合力を表す指標ですが、その中身を分解すると、「どこで稼...
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税理士が読む「変革銘柄」― ROEと自己資本の“使い方”から見える日本企業の変化 ―

日本企業の資本効率改革は「会計の視点」から始まった2023年、東京証券取引所が企業に向けて出したひと言が話題を呼びました。「資本コストや株価を意識した経営をしてください」この要請、実は会計の根本に関わるメッセージでした。企業は日々、利益を積...
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日本企業が「変わり始めた」今こそ注目― “変革銘柄”の見つけ方をやさしく解説 ―

日本企業の「変化の波」はどこから始まった?いま、株式市場では「日本企業が変わり始めている」という声がよく聞かれます。そのきっかけとなったのが、2023年3月に東京証券取引所が出した要請でした。「資本コストや株価を意識した経営をしてください」...
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公明党離脱で政策停滞へ――高市政権、初手から試練に

2025年秋、日本の政治が大きく揺れています。公明党が自民党との連立から離脱することになり、高市早苗総裁が掲げてきた「早期の物価高対策」は、出足からつまずきました。政権発足を目前に控えたこのタイミングでの連立解消は、今後の政策運営に深い影響...
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金融のいまを読む ― AIとともに歩む未来へ― テクノロジーが変える「お金」「社会」「人の信頼」 ―

序章:金融はいま、「再定義」の時代にデジタル化、人口減少、インフレ、政権交代、そしてAIの急速な進化。いま、日本の金融はかつてない転換点を迎えています。三菱UFJ・みずほ・三井住友、そして野村・大和のトップが集まった「金融ニッポン」シンポジ...
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金融×AI×社会 ― 新しい共生のかたち―「テクノロジーに支えられる人間社会」へ―

AI(人工知能)は、いまや金融のすみずみにまで浸透しています。融資の審査、株式の売買、投資助言、顧客対応――かつて人が担っていた業務の多くをAIが支えるようになりました。けれども、私たちはここで問い直す必要があります。AIが金融を変えている...
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金融と倫理 ― AI時代の信頼をどう築くか―便利さの先にある「人の判断」を取り戻すために―

AI(人工知能)が融資を判断し、投資を助言し、保険のリスクを計算する。そんな時代がすぐそこまで来ています。私たちはいま、金融の“精度”が高まる一方で、“信頼”という目に見えない価値が試される時代を迎えています。AIが導く数字が正しくても、人...