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相続・認知症対策から見た終身保険の位置づけ― 人生100年時代の「保険の使いどころ」を考える ―

終身保険は、相続対策の定番商品として長年利用されてきました。死亡時に確実に保険金が支払われること、現金で受け取れることから、相続税の納税資金や遺族の生活保障として重宝されてきた経緯があります。一方で、人生100年時代が現実のものとなり、「相...
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終身保険は「一生涯」なのか― 108歳超え時代に直面する生命保険の前提 ―

終身保険は「一生涯の保障」をうたう代表的な生命保険です。しかし近年、その前提そのものを見直さざるを得ない状況が生まれています。契約者の長寿化により、保険会社が商品設計時に想定していた年齢を超えて生存するケースが、現実的な問題として浮上してき...
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国外財産調書が過去最多に 円安・株高時代に広がる提出義務と税務リスク

近年、海外資産を保有する個人が着実に増えています。その動きを裏付けるように、国税庁が公表した令和6年分の国外財産調書の提出状況では、提出件数・総財産額ともに過去最高を更新しました。国外財産調書は、単なる届出制度ではなく、所得税・相続税の加算...
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暗号資産取引は国境を越えて把握される時代へ──CARF施行と税務調査の実務的意味

暗号資産取引は、長らく国境を越えた把握が難しい分野とされてきました。海外取引所の利用やウォレット間移動により、税務当局が実態をつかみにくいという認識が、投資家側にも広がっていたためです。しかし、令和8年1月から始まる国際的な情報交換制度によ...
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令和8年度地方税制改正で自治体実務はどう変わるのか― 総務省「留意事項」から読み解く実務への影響 ―

令和8年度地方税制改正を巡り、総務省は令和8年1月21日付で、各自治体向けに「令和8年度地方税制改正・地方税務行政の運営に当たっての留意事項等について」という事務連絡を公表しました。税制改正大綱の内容自体はすでに知られていましたが、今回の事...
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老後資金の取り崩しでやってはいけないこと 増やし方より「減らし方」で差がつく

老後資金については、「いくら準備できたか」「どれだけ増やせたか」が注目されがちです。しかし、老後に入ってから本当に差が出るのは、資産の取り崩し方です。同じ金額の資産を持っていても、取り崩し方を誤ると不安定になり、うまく設計すれば長く安心して...
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年金+資産で生活費をどう作るか 老後の家計は「月次設計」で考える

老後資金の話になると、「老後にいくら必要か」という総額の議論になりがちです。しかし、実際の老後生活は、毎月の生活費をどう賄うかという月次の問題の積み重ねです。年金が始まると、収入は「公的年金+必要に応じた資産の取り崩し」という形に変わります...
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年金開始前後の資産の置き場所 もらい始める前と後で考え方は変わる

老後資金の話になると、「いくら必要か」「何歳まで生きるか」といった議論が中心になりがちです。しかし実務的に重要なのは、年金をもらい始める前後で、資産の役割がどう変わるかという点です。年金開始前は「つなぎの期間」、開始後は「生活を支える期間」...
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iDeCo・NISA・退職金の三層構造で考える老後資金 増やす時代から組み立てる時代へ

老後資金というと、「年金はいくらもらえるのか」「貯蓄はいくら必要か」といった金額の話に目が向きがちです。しかし、実務的に重要なのは、老後資金をどの制度で、どの順番で、どう使うかという構造です。令和7年度税制改正によりiDeCoは拡充され、N...
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iDeCo拡充とNISAの役割分担 老後資産形成をどう組み立てるか

令和7年度税制改正により、iDeCoは拠出限度額の引上げと70歳までの加入拡大という、大きな制度変更を迎えました。一方で、NISAはすでに恒久化され、非課税投資枠として多くの人に定着しています。この結果、老後資産形成において「iDeCoとN...