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円安とどう向き合うか ― 高市政権への期待と懸念

2025年、自民党の新総裁に高市早苗さんが就任しました。3度目の挑戦でようやく党のトップに立ち、しかも公明党が連立を離脱した状況での船出。まさに荒波の中のスタートです。しかし、就任後の記者会見や政策方針を見ていて、ひとつ気になる点があります...
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自己都合退職の「給付制限」が1カ月に短縮――2025年4月から変わる“やさしい”雇用保険制度

2025年4月1日、「雇用保険法等の一部を改正する法律」が施行され、自己都合退職者にとって大きな追い風となる制度改正がスタートしました。ポイントは――「失業給付までの待ち時間が短くなる」ということです。これまでのルール:2カ月待たなければ給...
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加給年金は“年金版の家族手当”― 2025年改正で変わる「年下配偶者」と「子ども」への加算 ―

老齢厚生年金を受け取る際に、扶養する配偶者や子どもがいると「加給年金」が上乗せされる――。これはまさに“年金版の家族手当”とも言える仕組みです。現役時代に家族手当をもらっていた方も、年金になってからは意外と知られていないのがこの制度。しかも...
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ROEで読む中小企業経営― 税理士が“資本効率”で見抜く、企業の強さと課題 ―

はじめに:「黒字なのに、なぜ資金が増えないのか?」顧問先の社長がよく口にする言葉――「うちは黒字なんだけど、なんで資金が増えないんだろう?」その答えを数字で示すキーワードが、ROE(自己資本利益率)です。ROEは「会社が持つ自己資本を、どれ...
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ROEで見る中小企業診断(第2回:建設業編)― “資金が回る経営”がROEを動かす ―

建設業のROEは「利益率」より「資金効率」建設業は、他の業種と比べても特殊な資金構造を持っています。完成まで時間がかかり、材料・人件費・外注費などの支出が先行する。それなのに、売上計上は完成基準や進行基準に左右され、実際の入金まで資金ギャッ...
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ROEで見る中小企業診断(第1回:製造業編)― “稼ぐ力”を可視化する税理士の新しい経営支援 ―

「ROE経営」は中小企業診断にも使える中小企業の経営分析というと、「売上」「利益」「借入金」「キャッシュフロー」といった数字が並びます。しかし、それらを“点”で見るだけでは、会社の本当の課題は見えてきません。そこで活用できるのが、ROE(自...
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中小企業版・自己資本効率の高め方― 税理士が支援できる「ROE経営」の実践術 ―

「自己資本を厚く」から「自己資本を活かす」へ中小企業の経営指導や顧問業務の中で、よく聞くのが「とにかく自己資本を厚くしておきたい」という声です。もちろん、自己資本は会社の“体力”そのもの。金融機関との関係でも、資本の充実は重要です。でも――...
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決算書で読み解く「企業の稼ぐ力」― ROEを3つに分解して“変革企業”を見極める ―

ROEを“3つの視点”で分解してみよう前回の記事で、ROE(自己資本利益率)は「自己資本に対して、どれだけの利益を上げたか」を示す指標だと紹介しました。このROEは、1つの数字で企業の総合力を表す指標ですが、その中身を分解すると、「どこで稼...
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税理士が読む「変革銘柄」― ROEと自己資本の“使い方”から見える日本企業の変化 ―

日本企業の資本効率改革は「会計の視点」から始まった2023年、東京証券取引所が企業に向けて出したひと言が話題を呼びました。「資本コストや株価を意識した経営をしてください」この要請、実は会計の根本に関わるメッセージでした。企業は日々、利益を積...
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日本企業が「変わり始めた」今こそ注目― “変革銘柄”の見つけ方をやさしく解説 ―

日本企業の「変化の波」はどこから始まった?いま、株式市場では「日本企業が変わり始めている」という声がよく聞かれます。そのきっかけとなったのが、2023年3月に東京証券取引所が出した要請でした。「資本コストや株価を意識した経営をしてください」...