FP

社会保障と税の一体改革が再始動する意味―「社保の国民会議」発足が示す制度転換の行方―

2026年1月、政府は社会保障改革を本格的に議論するための「国民会議」を発足させる方針を示しました。年頭記者会見で高市早苗首相が明らかにしたもので、与野党の枠を超えた超党派の協議体として設けられます。今回の国民会議の特徴は、社会保障単独では...
FP

動かぬ原油が株高を支える意味― 原油価格・インフレ・日本株の関係を整理する ―

2026年の大発会で日経平均株価は1,493円高と大幅に反発し、5万1,000円台を回復しました。米国株の上昇に加え、市場で注目されたのが原油価格の落ち着きです。中東情勢や地政学リスクが意識される局面で、原油価格が大きく上昇しなかったことが...
効率化

AIの衝撃を課題克服の原動力に――人口減少・低成長時代に日本はAIをどう使うのか

生成AIの進化は、もはや一部の技術者やIT企業だけの話ではありません。文章作成や翻訳、業務の自動化といった身近な場面に急速に入り込み、社会や働き方の前提そのものを揺さぶっています。活版印刷や蒸気機関、インターネットに匹敵する、あるいはそれ以...
人生100年時代

教育の力で変化に挑む AI時代に問われる好奇心と学び直しの意味

人口減少と人工知能(AI)の急速な進展という二つの構造変化は、日本の教育の在り方そのものを揺さぶっています。若年人口が減少する一方で、社会や産業の変化のスピードは加速し、従来の知識や技能だけでは対応が難しい時代に入りました。こうした中で、教...
会計

株主総会のあり方はどう変わるのか――会社法見直しが示す企業統治の転換点

日本企業の株主総会のあり方をめぐり、会社法の見直しに向けた議論が本格化しています。背景にあるのは、株主との建設的な対話を通じて企業価値を高めたいという要請と、形式的な総会運営に多くのコストと時間が費やされている現状への問題意識です。今回の会...
会計

2026年、TOBルールはこう変わる 金融商品取引法改正が企業と投資家に与える影響

2026年は、企業活動や資本市場のルールが静かに、しかし確実に変わる年になります。その中でも注目されているのが、金融商品取引法の改正によるTOB(株式公開買い付け)ルールの見直しです。これまで実務上の基準となってきた「3分の1超」という水準...
FP

税金の返し方は効率的に――積極財政の時代に問われる「分配の設計力」

2026年度予算では、国債発行額が約40兆円規模に達する見通しとなりました。税収の上振れがあったにもかかわらず、当初想定よりも大きな財政拡張が選択されています。物価高が続くなかでの積極財政は、多くの国民にとって歓迎されやすい政策です。しかし...
FP

上場企業の配当20兆円時代が家計にもたらすもの――株主還元強化は「追い風」か、それとも「分岐点」か

2026年3月期、上場企業の配当総額が初めて20兆円を超える見通しとなりました。配当は企業のもうけを株主に分配する仕組みであり、これまで日本企業は「内部留保を重視し、還元に消極的」と評されることも少なくありませんでした。しかし近年、その姿勢...
FP

日経平均株価はどこまで上がるのか――「5万3000円~6万円台」予想をどう読むか

2026年の日本株市場について、強気な見通しが相次いでいます。日本経済新聞によると、証券会社や銀行など金融機関11社が予想した2026年末の日経平均株価は、5万3000円から6万1000円の範囲に収まりました。全社が前年末水準や過去最高値を...
FP

広がる日本の経済格差 上位0.01%と中間層の分断はどこへ向かうのか

日本では近年、景気回復や株価上昇が語られる一方で、経済格差の拡大が静かに進んでいます。特に注目されているのが、所得上位層における「資産効果」による急速な富の集中と、低・中所得層の長期的な所得低下です。本稿では、日本経済新聞の記事を参考にしな...