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住宅ローン減税は誰を救っているのか――住宅価格高騰時代の制度の現在地

住宅価格が高騰する中でも、住宅ローン減税は長年にわたり住宅政策の柱として続いてきました。住宅を取得した人の税負担を軽減し、持ち家取得を後押しする制度として、多くの人に知られています。一方で、住宅価格が大きく変化した現在、この制度が「本当に必...
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空き家税・空室税はどこまで有効か――住宅価格高騰への切り札になり得るのか

住宅価格高騰への対策として、「空き家の活用」が重要であることを前稿で整理しました。その具体策として近年注目されているのが、空き家税や空室税といった新たな課税の仕組みです。使われていない住宅にコストを課すことで、市場への供給を促し、価格上昇を...
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住宅価格高騰は止められるのか――空き家活用という現実的な処方箋

マンションを中心に住宅価格の高騰が止まりません。東京23区では新築マンションの平均価格が1億円を超え、かつて「年収の5倍までが目安」と言われていた住宅取得の感覚は、もはや現実に合わなくなっています。住宅価格の上昇は、家を買う人だけの問題では...
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金価格5000ドル突破が示すもの――安全資産ブームの裏で進む“通貨不信”と金融不安

金(ゴールド)価格がついに1トロイオンス5000ドルを突破しました。過去最高値の更新というニュースは、単なる資源価格の話ではなく、世界の投資家が何を恐れ、何に備え始めているのかを映し出しています。今回の上昇局面では、地政学リスクの高まりと米...
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「年金世代が感じる制度不信」シリーズ・第8回(最終回/保存版)年金世代が制度とどう向き合えばいいのか 不信に振り回されず、現実的に備えるために

これまで本シリーズでは、年金世代が感じる制度不信の背景を、年金、働き方、家族構成、医療・介護、収入判定、多様性という視点から整理してきました。浮かび上がってきたのは、制度への怒りというよりも、「自分の人生が制度の想定から外れているのではない...
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「年金世代が感じる制度不信」シリーズ・第7回 「多様な生き方」を本当に支える制度になっているか スローガンと制度設計のあいだにある溝

近年、「多様な生き方を尊重する社会」という言葉を目にする機会が増えました。働き方、家族の形、人生設計は人それぞれであり、それを前提とした制度が求められているとされています。しかし、年金世代の視点から見ると、「言葉としては理解できるが、制度は...
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「年金世代が感じる制度不信」シリーズ・第6回 金融所得は見られるのに、なぜこの年金は見られないのか 収入判定に潜む一貫性の欠如

介護保険や各種負担制度をめぐる議論の中で、近年よく耳にするのが「収入判定の厳格化」です。株式の配当や譲渡益といった金融所得についても、源泉徴収で完結している場合であっても、負担判定に含める方向で検討が進んでいます。公平性の観点から見れば、一...
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「年金世代が感じる制度不信」シリーズ・第5回 医療と介護は本当に「守られている」のか 安心感と不安が同時に存在する制度

年金世代にとって、医療と介護は老後の生活を左右する最も現実的なテーマです。高額療養費制度や介護保険制度があることで、「日本では医療や介護が守られている」と感じてきた人も多いでしょう。一方で、制度への信頼と同時に、拭いきれない不安を抱いている...
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「年金世代が感じる制度不信」シリーズ・第4回 ひとり暮らし高齢者が制度からこぼれ落ちる瞬間 家族前提で作られてきた社会保障の限界 

これまで見てきたように、年金世代が感じる制度不信は、給付額の多寡だけで生じているわけではありません。今回は、ひとり暮らし高齢者が直面しやすい制度上の「想定外」に焦点を当てます。配偶者や子どもがいることを前提に組み立てられてきた社会保障制度は...
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「年金世代が感じる制度不信」シリーズ・第3回 働き続けた人が報われない年金制度 長く働くほど手取りが減るという現実

前回は、遺族年金と老齢年金の扱いの違いが、年金世代に強い不公平感を生んでいる点を整理しました。今回はもう一歩踏み込み、働き続けた人ほど報われにくいと感じてしまう年金制度の構造を見ていきます。多くの年金世代が抱く違和感は、「働くこと自体」が否...